【ソウル時事】韓国半導体大手SKハイニックスは20日、米同業のインテルからスマートフォンなどでデータの保存に使われるNAND型フラッシュメモリーの事業を買収すると発表した。買収額は10兆3000億ウォン(約9500億円)。2025年までに事業が移転される。

 買収対象には高性能な3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーを生産している中国・大連工場も含まれる。先進技術メモリーの「Optane(オプテイン)」事業は対象から外された。

 韓国メディアによると、SKハイニックスはDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)のシェアでサムスン電子に次ぐ世界2位。今回の買収でNAND型でもキオクシア(旧東芝メモリ)を抜きシェア2位に躍進し、メモリー半導体の競争力を高める狙いがある。

時事ドットコム 2020年10月20日10時56分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2020102000385&;g=int