米大統領選民主党候補のバイデン氏は22日、台湾メディア・聯合報傘下の米華字メディア・世界日報に「われわれの家庭がより繁栄する未来のために」と題する文章を寄稿。「台湾は世界をリードする民主主義体制である」と称賛し、台湾との関係を強化していくことを表明した。

バイデン氏は、「大統領に就任したら、一人ひとりのアメリカンドリームを守り、一生懸命努力する家庭が、繁栄とより良い未来に向かうことができる公平な機会を持てるようにする」と宣言。そして、いかなる民族差別にも反対し、司法省に対してヘイトクライムに優先的に対処するよう指示することで、「恨みと分裂という傷口をふさぎたい」としている。

新型コロナウイルスの問題については、トランプ氏が「中国ウイルス」と呼んでいることを批判し、「トランプ氏には対策計画がないが、私にはある。私は科学者や専門家の意見を取り入れ、検査や治療を行い、最終的にはワクチンを無料にしてすべての人に開放する」としている。

米台関係については、「米国は太平洋の強国であり、盟友と肩を並べてアジア太平洋地域が共有する繁栄、安全、価値を強化していく」とし、中でも「世界をリードする民主主義体制で、主要な経済体であり、科学技術の重鎮である台湾との関係を深化させていく」と述べた。また、「台湾は新型コロナウイルスのコントロールという面で良い模範になっている」と称賛した。

米中関係についてバイデン氏は、「米国の競争力を結集し、国内の優位性を再興し、海外での同盟と指導力を一新していくこと」を訴えたほか、「公共衛生や気候変動など、米国の利益に合致する分野については中国と協力する」としている。(翻訳・編集/山中)

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