2020年10月26日、韓国・世界日報は、飲酒運転で逮捕された韓国の警察官の「恥ずかし過ぎる言い訳」について報じた。

記事によると、今年2月、当時警察官だった50代の男は忠清南道(チュンチョンナムド)公州(コンジュ)のある飲食店で飲酒してから自家用車を運転していたところ、道路の中央分離帯に衝突した。男は事故現場に出動したレッカー車の運転手に自分の車を移動させ、自身はタクシーを拾って近くの病院へ。その後また別のタクシーを拾って別の病院に行った。その翌日、男は飲食店の店主に電話をかけ、店内の防犯カメラの映像を消すよう指示し、店側は映像を削除したという。記事は「これらは飲酒運転を隠すための行動だった」としている。


しかしその後の調査で男が血中アルコール濃度0.173%(焼酎およそ4杯、免許取り消し水準)の状態で車を運転していたことが確認された。これに対し男は「水を飲もうとして誤って酒を1瓶飲んだ」と説明したという。記事は「聞いていて恥ずかしくなるほどの弁解で、担当検事も苦笑せざるを得なかった」と伝えている。

大田地裁は、道路交通法違反と証拠隠滅教唆などの疑いで男に対し1審で懲役1年の実刑を言い渡したが、男は「量刑が重過ぎる」として控訴。しかし2審判決でも1審と同じく懲役1年が言い渡されたという。

これを受け、韓国のネット上では「誤って焼酎1本飲むか?。笑」「50にもなってあんな言い訳してること自体恥ずかしい」「においや味も分からない?。もしかしてコロナじゃないの?」とあきれ返っており、「警察としてお手本にならないどころか証拠隠滅?。しっかり服役して」「公権力をそんな風に使っていいの?。もっと罪を重くして」と厳罰を求める声が上がっている。また一部からは「飲食店の店主も処罰すべき」との意見も出ている。
(翻訳・編集/松村)

2020/10/31 00:08 (JST)©株式会社 Record China
https://www.recordchina.co.jp/b669469-s0-c30-d0127.html