【ソウル=豊浦潤一】
次期駐日大使に内定している姜昌一(カンチャンイル)韓日議員連盟前会長が1日、ソウル市内で読売新聞など日本メディアに対し、北方領土や天皇をめぐる自身の過去の発言について釈明した。

 姜氏は野党の国会議員だった2011年5月、国後島を訪問した際、「北方領土はロシア領土」と報道陣に述べたとされることについて「ロシアに奪われ、占有されたという趣旨で述べたが、うまく伝わらなかった」と説明した。

 姜氏は19年2月、文喜相(ムンヒサン)国会議長(当時)が慰安婦問題で天皇陛下の謝罪を求めた際、一部メディアのインタビューで「天皇に元慰安婦を慰問してほしいという趣旨だった」と述べた。これについては「文議長の考えを説明しただけだ。日本における天皇の存在、役割について無知な発言だったと考えている」と話した。

 19年10月に韓国KBSラジオで天皇について「韓国では日王と言おう」と話したことについては「大使として赴任すれば天皇と呼ばなければならないだろう」と語った。



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