アストラゼネカ効能問題は依然…使用許可時期さらに遅れる可能性も

新型コロナウイルス・ワクチンの事前購入に乗り出した政府が交渉スピードを上げている。しかし、イギリスでは既に緊急使用の承認を受けた米ファイザー社(独ビオンテック社との合弁)や、米食品医薬品局(FDA)の承認を控えている米モデルナ社といったワクチン先発製薬会社との交渉ではまだ成果を出せずにいる。ただし、国内で相当量を生産する予定の英アストラゼネカ社とはワクチンの契約を締結した。アストラゼネカはSKバイオサイエンスで委託生産(CMO)することになる。

 アストラゼネカは先月、臨床試験第3相の中間結果を発表した際、研究陣のミスがあったことが分かって信頼性の問題が浮上、追加で臨床を進めなければならない状況だ。国内のワクチン専門家は「アストラゼネカが追加で臨床試験をすることになれば、少なくとも今後3カ月はかかるだろう」と見ている。ワクチン開発の速度が最も速いファイザー、モデルナとの交渉では遅れを取り、来年春にやっと接種が可能と見られるアストラゼネカとの交渉は一段落ついたということだ。

しかし、防疫当局はアストラゼネカのワクチンの購入量や導入時期については公表していない。政府関係者は3日、「アストラゼネカのほかにも交渉が進行中なので、交渉戦略の見地から購入量などは明らかにできない」「近く、全体的な交渉が完了すれば、翌週ぐらいにワクチン確保量などを発表する計画だ」と語った。政府と与党は当初3000万人分以上のワクチンを確保する計画だったが、このほど最大で4400万人分まで増やす案が出た。

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