文在寅(ムン・ジェイン)大統領の職務遂行に対する支持率が、世論調査会社・韓国ギャラップの調査で就任以来最低の38%を記録した。
同社が今月8日から10日まで全国18歳以上の1000人を対象にした定期世論調査(95%信頼水準でサンプル誤差±3.1ポイント)で、
文大統領が「よくやっている」とした回答は先週(39%)よりも1ポイントダウンし、過去最低値を更新した。

「うまくできていない」という回答は3ポイント増の54%だった。

文大統領の職務遂行を否定的に評価した回答者は、その理由として「不動産政策(18%)」、
「全体的に不十分(12%)」、「人事問題(7%)」などを指摘した。

肯定的に評価した回答者は、その理由に「新型コロナウイルス問題での対応(25%)」を最も多く挙げたが、
政府の新型コロナ対応に対する肯定的な評価は最近下降傾向にある。昨年4月以降、いわゆる「K防疫」に対する肯定的評価は70%前後を維持していた。

先月まで「新型コロナ対応でよくやっている」という回答は全体の72%、「うまくできていない」という回答は18%だった。

ところが、同日発表された調査では、「よくやっている」という回答は先月より16ポイントダウンの56%で、
「うまくできていない」という回答は14ポイント増の32%だった。

与党・共に民主党関係者は「最近の感染者数が増加や、『社会的距離確保』段階の引き上げに対する失望感が支持率にも影響を与えたようだ」と語った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/12/2020121280006.html