2020年12月16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、アフガニスタンで中国人スパイ10人が現地当局に拘束されたと報じた。

記事は、アフガニスタン情報当局が「今月10日に、中国人による諜報サイトリーダーの1人であるリー・ヤンヤン容疑者の自宅から武器、弾薬、爆発物を発見し、他の8人の中国人と共に身柄を拘束した」と発表し、リー容疑者が反政府武装勢力タリバン系のテロ組織「ハチャニ」と関係を持ち、アルカイダやアフガニスタン東部にいるウイグル人の情報を収集していたとの見解を示したことを伝えた。

また、これとは別に「住居から爆発物などが見つかり、ハチャニと連絡を取っていた」として、首都カブールで飲食店を経営していた中国人のシャー・ホン容疑者についても当局が身柄を拘束したとの情報を紹介している。

その上で、アフガニスタン政府がすでに中国に対して謝罪を要求し、謝罪がなければ中国人容疑者を釈放せず、起訴する姿勢を示したと伝えたほか、インド紙ヒンディスタン・タイムズの報道として、リー容疑者が7月から中国の情報当局向けの諜報活動を行っていたとした。(翻訳・編集/川尻)

レコードチャイナ 配信日時:2020年12月28日(月) 12時0分
https://www.recordchina.co.jp/b863688-s0-c10-d0135.html