韓国は、新型コロナウイルス感染再拡大を受け、5人以上の私的な集まりの禁止を全土に拡大するとともに、
ソウル首都圏における前例のない社会的距離(ソーシャルディスタンス)に関する規制を延長した。

新型コロナ新規感染者数は再び1000人を超えた。

今回の第3波では、感染拡大の長期化で死者が急増。

疾病予防管理庁(KDCA)によると、3日深夜までに確認された新たな感染者は1020人で、累計は6万4264人に達し、死者は981人となった。

週末に確認された感染者は657人で、ある保健当局者は第3波は抑え込まれていると発言していた。

ソウルと周辺地域で延長された社会的距離措置には、教会、レストラン、カフェ、スキーリゾートなどに対する規制が含まれている。

一方、丁世均(チョン・セギュン)首相は政府の会議で、総力を上げてワクチン接種プログラムの準備にあたるよう呼び掛けた。
米国や一部欧州諸国が直面しているような問題を回避するため、関係する保健、安全、輸送の担当省庁に手続きの迅速化を求めた。

政府は2月から、医療従事者やリスクの高い人を優先してワクチン接種を始める計画だが、
米国や欧州連合(EU)ですでに接種が始まっていることからこの日程について批判を受けている。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-southkorea-idJPKBN2990NM