慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(93)が24日、「鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官候補の国会人事聴聞会に出席したい」と明らかにした。

李さんはこの日、中央日報の電話取材に対して「聴聞会に出席したい」とし「必ず解決しなければならない問題だが、慰安婦問題を解決する意志がどれくらいあるのか聞きたい」と話した。

続いて「(出席して)挨拶もしたいし、お願いもしたい」と話した。

李さんは、旧日本軍慰安婦被害者が日本を相手取って起こして勝訴した民事訴訟が事実上確定したことを受けて、このような意思を表明したものをみることができる。

鄭氏が公式に見解を明らかにする席である聴聞会を通じて、政府の解決意志を確認したいという気持ちのようだ。

これに先立ち今月23日、慰安婦被害が日本を相手取って起こし、勝訴した民事訴訟が事実上、確定した。

8日、ソウル中央地裁民事合議34部(部長キム・ジョンゴン)は、故ペ・チュンヒさんら12人が日本政府を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で、原告に1人あたり1億ウォン(約940万円)を支払うよう命じながら原告勝訴の判決を下した。

これに対し、茂木敏充外相はこの日、判決確定後に発表した談話で「今回の判決は国際法に明らかに反している」とし、韓国政府に対して適切な措置を講じるよう強く求めた。


中央日報日本語版 2021.01.25 08:51
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