2021年1月25日 20時22分

中国沿海部、山東省で起きた鉱山の爆発事故で地下に閉じ込められていた11人が24日、2週間ぶりに救出されましたが、地元当局は25日、依然、閉じ込められていた10人の死亡を確認したと発表しました。

中国山東省、煙台にある金の鉱山で今月10日に起きた爆発事故では、地下およそ600メートルに閉じ込められた作業員22人のうち11人が24日、2週間ぶりに救出されました。

国営メディアによりますと、現場の坑内には24日午後から救助隊員が入って依然、閉じ込められていた人の捜索が行われたということで、地元当局は25日、10人の死亡を確認したと発表しました。

当局は、行方が分かっていない残る1人の捜索活動に全力を尽くすとしていますが、坑内に水がたまっていて救出活動が難航しているということです。

一方、24日に救出した11人については、一人一人に医療チームをつけ、病院で治療を続けているとしています。

爆発の原因は分かっておらず、地元当局は、今後、事故の原因究明も急ぐ方針です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210125/k10012832761000.html