>>1のつづき

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▲ ハーバード大学のマーク・ラムザイヤー教授

問題になった論文は、ラムザイヤー教授の『太平洋戦争当時の性契約(Contracting for sex in the Pacific War)』である。去る1日に右派メディアである日本の産経新聞が、ラムザイヤー教授の論文の一部を公開した。この論文は、学術誌である『インターナショナル・レビュー・オブ・ロー・アンド・エコノミクス(International Review of Law and Economics)』の3月号に掲載される予定である。

論文の核心は、慰安婦は全て公認された自発的な売春婦で、日本によって拉致されて売春を強要された『性奴隷』ではないということである。またラムザイヤー教授は、軍隊に随行した慰安婦は一般の売春婦よりも金銭を多くもらっていたと述べた。

ラムザイヤー教授は、幼少期を日本で過ごした。去る2018年には、日本経済と社会を広報した功績を認められ、日本政府の勲章である6種類の『旭日章』うち3番目に当たる『旭日中綬章』を受けた。ラムザイヤー教授の公式の肩書きは、『三菱日本法学教授(Mitsubishi professor of Japanese legal studies)である。この肩書きは去る1972年、三菱がハーバード法学部に100万ドルを寄付して生まれた肩書きであることが分かった。

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▲ ラムザイヤー教授の公式の肩書きは『三菱日本法学教授』である

三菱日本法学教授の論文は、ハゲしい批判を受けている。ハーバード大学のカーター・エッカート教授(朝鮮史)は7日(現地時間)、「経験的にも歴史的、道徳的にも惨めなほどに欠陥がある論文」と批判した。コネチカット大学のアレクシス・ダデン教授(歴史学科)も、「根拠となる資料が不十分で、学問的証拠を考慮するとマヌケな学術作品」と叱咤した。ハーバード大学学部の韓人留学生会(KISA)は、大学本部にラムザイヤー教授の謝罪を要求する陳情書を提出する予定である。

パク教授は去る2013年に帝国の慰安婦を出版し、日本軍慰安婦被害者の名誉を毀損した容疑で起訴された。彼女は著書で日本軍慰安婦を、「精神的慰安者」、「軍人の戦争遂行を手伝った愛国少女」などと表現した。

1審の裁判部は無罪を宣告した。しかし2審裁判部は原審の判決を破棄し、パク教授に罰金1,000万ウォンを宣告した。 現在、この事件は大法院(最高裁)で3年以上保留されている。

(おわり)