2021年2月16日、韓国・KBSは、元慰安婦の女性が慰安婦問題を国際司法裁判所(ICJ)で解決するよう「涙ながらに訴えた」と伝えた。

記事によると、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんはこの日、記者団の前で「これまで国際社会で証言もして、韓国の裁判所で賠償判決も受け、黙々と1つの道を歩んで来たが進展は何もない」と訴え、「最後のカード」として国際司法裁判所での問題解決を提案したという。

国際司法裁判所は国家間の紛争を国際法で解決する国連の司法機関で、両国の政府が同意しないと裁判が開始されない。記事は「韓国政府は慎重な立場を示している」とし、「実現の可能性は高くなさそうだ」と伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「僕たち世代が頑張るので、もう少しの辛抱です」「謝罪と補償を受けられるよう国民が力を合わせて立ち上がるべき」など応援メッセージが寄せられるも、

「おばあさんの裏に誰か扇動している人がいるようで残念」
「国際司法裁判所がどんな機関か知ってて言ってるのかな?国のレベルが知れてしまうようで恥ずかしい」
「心中は察するけど、これまでのおばあさんの態度を見ていると疑問」
「胸の痛む問題で謝罪を受けてほしいけど…独立運動をしたわけでもないし、単に被害者にすぎない」

と冷めた意見が多いのが印象的だ。また、韓国政府に対しても

「文大統領はこんなささいな問題で国際裁判はしないと思う」
「政府が無能で前政権の時からずっと情けない決定をしてきている」

と消極的な態度を指摘する声が出ている。


2021年2月18日(木) 11時20分
https://www.recordchina.co.jp/b872196-s25-c100-d0194.html