【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は23日公開された英BBCテレビとのインタビューで、北朝鮮に対する新型コロナウイルスワクチン支援の可能性について、「状況が整うならためらう理由がない」としながらも、「保健医療の協力と人道的な支援はいつでも可能だが、現在は対話が進んでおらず、北がどう受け止めるか(わからない)」と述べた。

 丁氏は、韓国の善意がまっすぐ受け止められる必要があるとし、「人道面と保健医療の協力、スポーツ交流から始めれば南北問題の解決に役立つ」との考えを示した。

 また、北朝鮮が米国と韓国、さらに日本との対話を再開する可能性があると言及した。北朝鮮は2019年にベトナム・ハノイでの米国との首脳会談が合意に至らなかったことを残念がっており、対話を続けるだろうとの見解を述べた。

 一方、9月までに韓国の全国民の70%にワクチンの1回目接種を終えるという政府目標に関しては「可能な目標だ」と説明した。

聯合ニュース 2021.02.23 13:30
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閣議を主宰する丁首相=23日、世宗(聯合ニュース)