中国メディアの澎湃新聞は3日付で、韓国食品研究院に付属する韓国キムチ研究所は、
キムチが新型コロナウイルス感染症の症状を軽減すると主張する文書を発表したと報じた。

韓国では2009年にも、キムチは鶏インフルエンザウイルスからの防御に有効との発表があった。

澎湃新聞によると、韓国キムチ研究所とフランスのモンペリエ大学に所属するぜんそくの専門家である
ブリニュモン氏のチームによる合同研究の結果を示す記事が、国際的な医学雑誌である
「クリニカル・アンド・トランスレーショナル・アラージー」の2020年12月号に掲載されたという。

合同研究チームはさまざまな国における新型コロナウイルス感染症の発症率や重症化の状況、死亡率の際を調査し、
国など東アジアの国と、サハラ砂漠周辺のアフリカの国で死亡率が低い原因に関心を持った。

その結果、オーストラリアやニュージーランドは別として、新型コロナウイルス感染症による死亡率が低い国の多くでは、
キムチなどの発酵食品が多く食べられたり各種の発酵調味料が多く使われていることが分かった。

合同チームによると、キムチが含むスルフォラファンやアリシン、カプサイシン、ジンゲロールなどの成分と発酵により生ずる乳酸菌が、
Nrf2と呼ばれる体内の抗酸化システムと相互作用して、新型コロナウイルスによって人体内で生成される有害な活性酸素を除去することが分かったという。

ブリニュモン氏は同結果について「キムチに含まれる抗酸化成分は実に豊富で、新型コロナウイルス感染症に非常に有効だ。
韓国で死亡率が比較的低く、重症患者が比較的の少ないのは、キムチのおかげかも知れない」と語ったという。
https://www.recordchina.co.jp/b874428-s25-c30-d0198.html
https://d32xtqhs6m4dwf.cloudfront.net/newRc/m1200/20210403/e010014d2b3576a518d662acacf481c1.jpg