沖縄県警は22日、国の持続化給付金100万円を共謀してだまし取ったとして那覇市の自営業の男(32)とその妻(39)を詐欺の疑いで逮捕した。同給付金を巡る詐欺事件で県内の逮捕者は計14人となった。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は昨年5月8〜19日に夫婦で共謀し、女の名義を使って申請書類に「ダンスインストラクター」とうその職業などを記載し、計100万円をだまし取った疑い。

 県警組織犯罪対策課によると、男は既に逮捕・起訴された税理士・行政書士の男(51)、会社役員の男(54)と知人関係で、税理士・行政書士の事務所にも出入りしていた。同課は、夫妻が両被告とも共謀し、給付金を申請したとみて調べを進めている。

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沖縄タイムス 2021年2月23日 08:15
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