中国のポータルサイトの網易に15日、「韓国の元教授が中国のコロナ対応を称賛」とする記事が掲載された。

それによると、カン・ジョング東国大学社会学科元教授はこのほど、韓国紙・ハンギョレへの寄稿で、新型コロナウイルス感染症への各国の対応について、「世界保健安全指数が1位と2位だった米国と英国があの有様であったのに対し、51位の中国が最も成功した」「西欧諸国は全面的または地域的な封鎖を何度も繰り返したが、効果はあまり得られなかったのに対し、同じ封鎖なのに中国は大成功した」などと指摘。その背景には、中国の高い共同体性と、卓越した国家の自律性、統治力、財政余力があるとした。

また、「コロナのまん延は、既存の世の中に対する根本的な問いを投げかけながら、西欧の先進国由来の価値観、標準などに対する幻想を崩壊させつつある」とも指摘。「長い歴史においては感染症などが世の中を変える触媒として作用してきた。ペストが欧州の人口の3分の1近くの犠牲を強い、神中心の中世から人中心の近代への大転換を促進したことが代表的な例だ」「コロナのまん延は歴史の転機であり、世界を再定義することになるだろう」などとした。(翻訳・編集/柳川)

https://www.recordchina.co.jp/b876573-s25-c30-d0192.html