加藤勝信官房長官は4日の記者会見で、日本が台湾に新型コロナウイルスワクチンを提供したことに関し「コロナ禍の収束のためにはあらゆる国・地域において安全で効果的、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスが確保されることが重要だ」と述べた。その上で、台湾との関係について「緊密な人的往来と経済関係を有する極めて重要なパートナーで、大切な友人でもある」とも語った。

一方、中国外務省の報道官が台湾へのワクチン提供を「政治パフォーマンスに固執するな」と日本を牽制(けんせい)したことについて、加藤氏は「今回の決定は人道的立場から行ったもので、政治的利用といった批判は全く当たらない」と断じた。

産経ニュース 2021/6/4 19:17
https://www.sankei.com/article/20210604-OCQATXKPIFIPVOAS6Q56DX7TKA/