【東京聯合ニュース】韓国の姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使は5日、静岡県熱海市で起きた大規模な土石流で大きな被害が出ていることを受け、同県の川勝平太知事にお見舞いの書簡を送った。書簡では「ご多忙のこととお察しいたしますが、知事のリーダーシップで速やかに事態が安定することをお祈りしております」と伝え、「微力ながらできる限りのことをさせていただきます」と記した。

 姜氏は聯合ニュースの取材に対し、「熱海は韓国と非常に縁が深い場所」と話し、お見舞いの気持ちを伝えるため書簡を送ったと説明した。韓国では尾崎紅葉の「金色夜叉」を翻案した小説「長恨夢」から熱海を知る人も多く、韓日関係が悪化する前は多くの韓国人観光客が「貫一・お宮の像」のある熱海を訪れていたという。

 熱海の土石流では5日午後7時の時点で死者は計4人となり、80人の安否が確認されていない。

聯合ニュース 2021.07.05 21:12
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姜昌一大使が川勝平太知事に送った書簡=(聯合ニュース)

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姜昌一大使(在日韓国大使館提供)=(聯合ニュース)

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土石流が発生した現場で捜索を行う救助隊員=(共同=聯合ニュース)