https://news.yahoo.co.jp/articles/b1d4029615e92cee4ba22444c9101cce0a55395a

東京オリンピック(五輪)で中国選手をおさえて金メダルを獲得した日本選手を狙ったSNS上の誹謗中傷が続くと、当局は判定が公正だったという声明を出した。

先月31日、読売新聞の報道によると、体操男子個人総合に出場した日本の橋本大輝が中国の肖若騰をおさえて金メダルを獲得したことが中国ネットユーザーの気持ちを逆撫でした。

28日に開かれた決勝で橋本は0.4点差で肖若騰を上回っていたが、橋本が跳馬で着地をした時に足がマットの外に出たにもかかわらず高得点をあげたことに対する不満が中国版ツイッター微博で相次いだ。

東京新聞は「盗んだメダルは夜にあなたを殺します」というメッセージなど、翻訳機を利用して書いたと推定される日本語のコメントもSNSに投稿されたと伝えた。

橋本に対する非難が続くと、肖若騰は29日に微博に橋本と一緒にメダルを手にした写真を掲載して「選手への過度な攻撃はやめてほしい」と自制を呼びかけるコメントを載せた。

国際体操連盟(FIG)は該当の競技に対する詳細な減点項目を公開して「採点規則に照らして正しいと評価できる」「審査は公正かつ正確だった」という声明を発表した。

橋本は29日、インスタグラムと更新し、メダル獲得までに支援をしてくれた人々に謝意を伝えながら「跳馬の点数がおかしいかもしれませんがFIG(国際体操連盟)から正式な採点結果が出ました。減点項目がしっかり明記されています」と説明した。

また橋本は、東京五輪という舞台で結果的に判定に対して疑惑を生む水準の演技をしたことに対して「申し訳ありません」と謝ったりもした。