[深層NEWS]

 小原凡司・笹川平和財団上席研究員と明海大の小谷哲男教授が17日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、中国軍が台湾周辺で実施した軍事演習を論じた。

 小谷氏は「バイデン米政権が台湾に武器を売ることを決めたばかりなので、対抗措置だろう」と分析した。小原氏は実施した時期について東京五輪との関連を指摘し、「世界中の注目が、台湾から近い東京に集まっている時には実施したくなかった。(パラリンピックの開幕前で)ちょうど、世界中の目が向いていない時を狙った」と述べた。

讀賣新聞 2021/08/18 00:14
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210817-OYT1T50338/

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中国軍機11機侵入 台湾防空識別圏 [8/17]時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081701089
【台北時事】台湾国防部(国防省)は17日、中国軍機延べ11機が17日午前、台湾の防空識別圏に侵入したことを確認したと発表した。中国軍東部戦区はこの日、台湾の南西と南東の海空域で軍事演習を行ったと発表しており、台湾の防空識別圏への侵入は演習の一環とみられる。

 確認された中国軍機は、戦闘機「殲16」6機、H6爆撃機2機、早期警戒管制機「空警500」、Y8対潜哨戒機、同電子戦機各1機の計11機。
 台湾メディアによると、台湾海軍は南西海空域で17日午前から訓練を行うと予告し、射撃訓練エリアを設定していたが、一部の中国軍機はこのエリア内に侵入。中国軍機が飛来したのと同じ時間帯には、米海軍の偵察機と哨戒機も周辺で活動していたという。

https://i.imgur.com/dDNILMB.jpg
中国の戦闘機「殲16」=2019年10月、長春(AFP時事)