サッカー・ワールドカップ(W杯)予選でミャンマー代表として来日し、3本指を掲げて国軍に抗議し帰国を拒否したピエ・リヤン・アウン選手は20日、大阪出入国在留管理局(大阪市)で難民認定の証明書を正式に受け取った。本人や支援する弁護士が明らかにした。

同選手は報道陣の取材に「日本国民、日本政府、今まで助けてくれた皆さまに感謝しています。安心している」とほっとした表情だった。日本語の勉強や就職にも意欲を見せた。

関係者によると、出入国在留管理庁は、帰国すれば迫害を受ける恐れがあるとして、難民と認定した。「定住者」の在留資格が付与され、在留期間は5年。同選手は7月末から、サッカーJ3の「YSCC横浜」に練習生として加わっている。

産経WEST 2021/8/20 12:24
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