【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・平壌の美林飛行場で行われている閲兵式(軍事パレード)の準備状況から、北朝鮮が9日の建国73年に合わせ平壌で大規模な閲兵式を実施する可能性が高まった。複数の韓国軍消息筋が7日、伝えた。

 韓国当局は、北朝鮮が閲兵式で新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの戦略兵器や各種の戦術ミサイルを公開する可能性が高いとみている。

 軍と情報当局は北朝鮮が今回も夜間に閲兵式を実施する可能性に注目している。

 北朝鮮は昨年10月10日の未明に、朝鮮労働党創建75周年を記念し閲兵式を実施した。今年1月14日にも第8回朝鮮労働党大会を記念して夜間に閲兵式を行った。

 先ごろ平壌の上空で戦闘機が夜間飛行を行った状況も確認され、「夜間エアショー」が開催される可能性もある。

 消息筋は「北は今回の閲兵式で、対米または対南メッセージを出すものとみられる」と伝えた。

 韓国軍合同参謀本部はこの日の定例会見で、軍は韓米情報当局間の緊密な協力の下、北朝鮮の大規模行事の準備動向について綿密に追跡・監視していると説明した。

聯合ニュース 2021.09.07 21:24
https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20210907004400882?section=politics/index

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北朝鮮が今年1月に第8回朝鮮労働党大会を記念して閲兵式を実施したときの様子(朝鮮中央通信のホームページより)=(聯合ニュース)