先月、韓国から事業撤退したうどんチェーン「丸亀製麺」の店舗を使って無関係のうどん店が看板だけ変えて“コピー営業”していた問題で、店側が、7日までに店名をさらに変更したことがわかりました。当時のメニュー流用などは是正されましたが、製造方法などはコピーされたままとみられ、日本企業が海外事業から撤退する際の課題も見えてきました。(NNNソウル支局:原田敦史)

■突然の韓国撤退 コロナ禍で日本企業も苦境に

「丸亀製麺が韓国から完全撤退したそうだよ」きっかけは、ソウル在住の知人からの情報でした。韓国在住の日本人としては、日本企業の撤退はショックでもあり、背景も気になります。

運営元のトリドールホールディングスに取材をすると、韓国事業からの撤退は8月15日付とのこと。2019年7月以降、韓国で起きた日本製品の不買運動にともない売り上げが一時減少したものの、その後、回復。しかし、コロナ禍で、韓国では飲食店の営業制限が長引き、売り上げの回復の見通しが立たないことなどが理由でした。韓国では、最大12店舗を構えたものの、撤退時点では3店舗にまで減らしていました。

8月25日、このことを報じると日本でも大きな話題になりました。背景や状況などをさらに調べる必要があると考え、翌日、店舗があった場所へ確認に向かうと意外なことが起きていました。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/84af4b5794b104f04d40f07c5f2d2ba518243c56