(台北中央社)

外交部(外務省)の欧江安(おうこうあん)報道官は15日、スイス国民議会(下院)が台湾との関係改善を求める議案を圧倒的多数で可決したことについて、歓迎と感謝を表明し、共に努力しながら持続可能な開発目標の達成に向けた双方の強固な基礎がより一層固められるだろうとの考えを示した。

同議案は今年6月、スイス下院外交委員会を通過。今月14日、緑の党や自由民主党所属の議員らが議案を支持する理由を説明し、賛成129票、反対43票、棄権5票で通過した。

決議は法的拘束力を有しており、スイス連邦参事会(内閣)が政治、経済、科学などの分野でいかに台湾との関係を深化させるか報告書を提出する必要がある。

同部によれば、スイス連邦議会は2007年にも台湾の国際的な公衆衛生システムへの参加を支持するよう連邦政府に求める議案を通過させている。

台湾とスイスは昨年12月、受刑者移送協定に調印し双方の協力分野を拡大しており、外交部は今後も公衆衛生における医療や航空サービスなどで協力や交流を推進し、相互に利益ある実質的な関係の強化を図る方針。


2021/09/15 18:08
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202109150010.aspx