茂木敏充外相は米ニューヨークで22日午後(日本時間23日午前)、ブリンケン米国務長官、韓国の鄭義溶外相と3カ国外相会談を実施した。北朝鮮の非核化実現に向けた協力を確認。抑止力強化の観点から連携する方針で一致した。ブリンケン氏とは個別に会談し、中国による環太平洋連携協定(TPP)への加入申請を念頭に、米国のTPP復帰を促した。

日米韓外相会談は5月に英国で開いて以来。北朝鮮が今月15日に行った弾道ミサイル発射について、国際社会の平和と安全を脅かすとの認識を共有した。

日米外相会談では、米英とオーストラリアの3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設を踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて日米や欧州などとさまざまな枠組みで協力を深めると確認。TPPを含めたインド太平洋地域の国際秩序に関して協議した。

産経ニュース 2021/9/23 13:34
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