【東京聯合ニュース】在日韓国大使館は建国記念日にあたる「開天節」を迎えた3日、韓日の協力促進をテーマにした多様な動画をユーチューブの公式チャンネル(http://youtube.com/kankantube)に公開する形で開天節の記念式典を開いた。新型コロナウイルス禍のため記念式典のオンライン開催は2年連続となった。

 今年の「開天節」は岸田文雄新政権誕生の前日に当たることから韓日両国のメッセージに注目が集まった。姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使は、韓日関係改善の必要性に言及した上で「両国が対話を通じて困難を乗り越え、未来を担う世代のために知恵を集めてより良い関係に発展していくことを期待している」と述べた。

 超党派でつくる韓日議員連盟の金振杓(キム・ジンピョ)会長は、東京五輪も終わり両国が重大な変化の時期を迎えていると指摘した上で、両国間に横たわる課題の解決には時間がかかるが意志を持って知恵を集めれば必ず克服できると強調した。

 日本側からは国場幸之助外務政務官と日韓議員連盟の額賀福志郎会長、日韓経済協会の佐々木幹夫会長が祝辞を述べた。国場氏は、両国が直面する共通の課題に共に取り組んでいくと表明。両国関係を健全な関係に戻すために外交当局間の意思疎通を続けていく意向を示した。

 33分の動画には柔道男子韓国代表として東京五輪の73キロ級に出場し、銅メダルを獲得した京都出身の在日韓国人3世、安昌林(アン・チャンリム)選手も登場。韓国の伝統芸能公演やテコンドー公演の様子も収められた。

聯合ニュース 2021.10.03 15:25
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