(台北中央社)漢翔航空工業(台中市)が開発、製造した新型高等練習機「勇鷹」の量産1号機が21日午前、中部・台中市の清泉崗空港を離陸し、初飛行した。台湾は軍用機の国産化を進めており、歩みをさらに一歩進めた形だ。

勇鷹の試作機は昨年6月、初飛行に成功していた。現在は空軍の検証チームと同社がともに、さまざまなテストを実施している。「11003」と機体番号が振られ、黄色いさび止めの塗装が施されただけの量産1号機はこの日、試作機の「11002」とともに飛行した。

国防部(国防省)が今年9月に立法院(国会)にへ提出した報告書によると、今年12月末までに量産機2機が完成する見通し。2026年までに66機の引き渡し完了を目指す。

(游凱翔/編集:齊藤啓介)

中央社フォーカス台湾 2021/10/21 17:14
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初飛行した新型高等練習機「勇鷹」の量産1号機(左)。右は「勇鷹」の試作機=読者提供