名古屋地裁 人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」を類推させる商品を販売したなどとして、不正競争防止法違反に問われた横浜市の雑貨輸入販売会社「レッドスパイス」と、同社社長で中国籍の男(56)の初公判が21日、名古屋地裁であった。

被告の男は、同法違反の故意がないとして無罪を主張した。 起訴状などでは、被告の男は昨年4〜8月、鬼滅の刃のキャラクターの衣装に似た市松模様入りのバスタオルなど244点を卸売業者などに販売したほか、今年1月には同様の模様入りパーカなど556点を中国から輸入したとされる。

冒頭陳述で検察側は「被告は鬼滅の刃の人気に便乗すれば、売り上げを伸ばすことができると考え『鬼退治』と称した商品の販売を開始し、約16億円の売り上げを得た」と主張。弁護側は「不正目的はなかった」「一般に周知される前から模様を使用していた」などと述べ、同法違反に当たらず、無罪だと訴えた。

読売新聞 10/22(金) 7:57 配信
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