【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１０日、日本の第１０１代首相に指名された岸田文雄氏に祝賀の書簡を送り、韓日関係の発展のために共に努力しようとのメッセージを伝えた。青瓦台（大統領府）の朴ギョン美（パク・ギョンミ）報道官が伝えた。

　朴報道官は「政府は日本の新内閣（第２次岸田内閣）と共に意思疎通と協力の精神に基づき両国間の懸案はもちろん新型コロナウイルスや気候変動問題などグローバルな課題でも互いに知恵を出し合い解決のために努力することを期待している」とコメントした。

　韓日両国間の懸案となっている強制徴用被害者と旧日本軍慰安婦被害者への賠償問題で平行線が続く中、対話を続けようとのメッセージだと受け止められる。

　文大統領は岸田氏が第１００代首相に指名された先月４日に祝賀の書簡を送り、同１５日に初の電話首脳会談を行っている。今月初めに英国で開かれた国連気候変動枠組み条約第２６回締約国会議（ＣＯＰ２６）首脳級会合での韓日首脳会談が予想されたが、日程が合わず実現しなかった。

2021/11/10 18:07配信
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