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 かつて多くの在日朝鮮人が、日朝両国の後押しによる帰国事業で北朝鮮に渡った。参加者は「地上の楽園」と信じていたが、実際には過酷な生活を強いられた。その後に脱北して日本に戻った5人が3年前、北朝鮮政府を相手取って損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。判決は、来年3月に言い渡される。勝訴しても賠償を得られる可能性は低いものの、苦難の歴史を公的記録に残す意味は大きい。

以下略。

毎日新聞 2021/12/16 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20211216/ddm/004/070/007000c