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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の期間中に最も多くのミサイルを発射したことが分かった。パク・チョンイ予備役陸軍大将は今月6日、自由民主研究院および自由フォーラム主催のセミナーで「北朝鮮の公式発表を分析した結果、北朝鮮は文在寅大統領就任4日後の2017年5月14日から最近まで、およそ30回にわたり50発あまりのミサイルを発射した」と発表した。北のミサイル発射は、朴槿恵(パク・クンへ)政権時代には5回(8発)、李明博(イ・ミョンバク)政権時代には12回(19発)だった。文大統領は今年の新年の演説で「韓半島情勢はかつてないほど安定的に管理されている」と発言したが、北の挑発の回数だけを比べると、朴槿恵政権時代の6倍も多いということになる。

 北朝鮮は2017年9月に水素爆弾の実験(6回目の核実験)に成功し、核弾頭を本格生産した。米国ランド研究所は、現在北朝鮮は67発から116発の核弾頭を保有しており、2027年には151発から242発の核弾頭を持つという見込みを示した。また、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に加えて極超音速ミサイルの技術発展まで成し遂げた。

 朴・前大統領は「北朝鮮が、表面的には非核化交渉と南北関係改善に乗り出すふりをしつつ、裏では核・ミサイル開発に全力疾走していたことを示している」と語った。

キム・ミョンソン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2022/01/08 11:21
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