オーストラリア国防省が、レーザー照射に関与した中国海軍の軍艦として公表した写真(オーストラリア国防省提供・共同)
 【シドニー共同】オーストラリア国防省は19日、同国北方の海域を飛行していたP8A哨戒機が17日に中国の軍艦からレーザーを照射されたと発表した。「オーストラリア軍兵士の安全と生命を危険にさらしかねなかった」と抗議した。レーザーを当てられると、操縦士の目が一瞬見えなくなったり、目を負傷したりする恐れがある。

 モリソン首相は20日、記者団に「威嚇行為以外の何物でもない」と中国側を非難した。

 レーザー照射があったのはオーストラリア北部とインドネシア東部の間に位置するアラフラ海の上空。レーザーは、中国海軍の軍艦が照射したことを確認したという。

共同通信 2022/2/20 10:43 (JST) 2/20 10:47 (JST)updated
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