2/21(月) 12:49配信 ハンギョレ新聞

「高熱でひきつけ」通報から6分で救急車は到着したが、病床確保が困難
救急隊が10カ所あまりの病院に連絡…病院到着時にはすでに死亡

 韓国で新型コロナウイルス感染が確認され自宅療養中だった7カ月の男児が、突然発作を起こし、病院に搬送する途中で死亡した。

 京畿道消防災害本部などの20日の説明によると、今月18日午後8時33分ごろ、京畿道水原市長安区(スウォンシ・チャンアング)でA君の両親から「子どもが高熱でひきつけを起こしている」という119番通報が寄せられた。A君と両親はいずれも新型コロナの陽性判定を受け、自宅療養中だったという。

 通報受付から6分後にA君の自宅に119救急隊が到着した。救急隊は呼吸困難に陥ったA君に心肺蘇生術を施し、搬送可能な病院を調べた。しかし、新型コロナと診断された患者が急増し、病院がなかなか見つからなかった。10カ所あまりの病院に連絡した後、安山地域の大学病院の病床を確保して搬送したが、すでに死亡していた。

 消防災害本部側は「新型コロナ感染者は病院で受けられるかどうかを確認した後に搬送することになる」とし「最近感染者が急増し、病床を確保するのが困難だ」と明らかにした。警察はA君の死亡原因を究明するため、医療陣の所見を確認する一方、医師の所見と両親の意見などを総合し、解剖を検討している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1edf2932ff8f08eb50a0e5ec6645385e035ff812