(写真)
http://image.munhwa.com/gen_news/202203/2022030301032936170001_b.jpg
_______________________________________________________

「独島(トクド)と直指、韓国を広報する英語とフランス語、イタリア語の映像を作り、世界にもっと広く伝えたいです。韓国の世界文化遺産を伝えるサイトも作ります」

2019年に続き、サイバー外交使節団パンク(VANK)で2度目のインターンを務めるフランス人のクララ・タヌポン(ハングル訳/24歳)は2日、文化日報との電話インタビューで、「防弾少年団(パンタンソニョンダン=BTS)やイカゲームなど、K-文化ブームが起きているが、相変わらず世界の若者たちは韓国文化と歴史に対してあまり知らない」と話した。フランスをはじめ、ヨーロッパ諸国の教科書で韓国に関する内容は、日帝強占期と6・25戦争(朝鮮戦争)だけだという。

現在、韓国の経済発展が奇跡や幸運ではなく、悠久の歴史と伝統ある文化の底力があったから可能だったという、事実を盛り込んだ広報映像を作っている最中だと話した。

彼女はフランスのパリ第9大学・経済学科を卒業し、昨年12月にパリ第1大学・国際経済修士課程を終えた。3か国語が堪能なクララは2018年に初めて訪韓し、3週間の旅行で韓国の魅力にはまった。翌年にパンクのインターンを志願して採用されて2か月間務め、フランスに帰国してからも韓国の広報活動を続けた。

「フランスでもパンクとともに韓国を広報し続けました。コロナ19のせいで韓国に来られませんでしたが、韓国を体験して正しく伝えたくてまた来ました」

彼女は最初のインターンの時、世界最古の金属活字本である直指心体要節(直指)を伝えるフランス語の広報動画( youtu.be/7m28gldwEtw )を製作した。「直指は現在、フランス国立図書館の倉庫で保管されているだけで、1度も展示されたことがない」とし、「ただ保管するだけなら、いっそのこと韓国に返還したほうが直指の真の価値を高めるだろう」と強調した。

去る三一節を控え、三一独立宣言書をイタリア語に翻訳し、三一運動を広報する英語の映像をYouTubeで伝えたりもした。特に、日本海(Sea of Japan)を単独表記したフランスの百科事典出版社『ラルース』に直接手紙を書き、関連資料を送って東海(East Sea)併記の約束を取り付けた。

独島の広報映像( youtu.be/eV573ewdtzo )で自身を『独島広報大使』と自己紹介した彼女は、「独島が韓国の島であると世界の人々に伝えるとともに、私は世界と周囲の人たちが眺める観点を変えた」と話した。続けて、「独島は東海の孤島ではなく、“自由の象徴” であり、“勇気の証拠” であり、“独立” を意味する」と説明した。

クララは韓国が好きな理由として、『韓国の人々』を挙げた。 「パンクでインターンとして務め、良い人に数多く会いました。彼らと一緒に長く働きたい」とし、韓国の飲食(食べもの)と歴史、文化を次に挙げた。韓国で食べたキムチチゲの味が忘れられないと付け加えた。

「韓国に関心があるアジアのインフルエンサーと連絡し、“チュム(Zoom)” でインタビューした映像を投稿する予定です。韓国の世界文化遺産を伝えるサイトも作ります」

ソース:文化日報(韓国語)
http://www.munhwa.com/news/view.html?no=2022030301032936170001