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しばらく活動が遠のいていた芸能人のチョ・ヘリョンが、久しぶりに忙しい日々を過ごしている。『ゴールを攻める彼女たち(意訳)』、『戸籍メイト(直訳)』、『遊ぶなら何をする(意訳)』などに相次いで出演して、再び株を上げた。

彼女の盛んな活動には、あまり良くない視線も伴う。彼女が2000年代後半に日本のあるバラエティー番組に出演して、韓国を蔑んだというフェイクニュースのせいである。チョ・ヘリョンはこれまで何度も韓国を蔑んでいないという立場を明らかにしてきたが、解明はできなかった。

彼女の活動を控えて再びフェイクニュースが横行すると、すぐさま一部のファンは直接オンラインコミュニティーやSNSで真実を伝えている。あるファンは、カードニュースまで作ったりした。

┃ネットで起きたチョ・ヒェリョンの『フェイクニュース』・・・内容は?

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▲ チョ・ヘリョンが君が代を歌ったという疑惑が広がったTBSの「リンカーン」

チョ・ヘリョンに対するフェイクニュースは、2008年頃に拡散した。チョ・ヘリョンが日本に進出して、3年経った時期だった。

オンラインコミュニティーには、チョ・ヘリョンが日本のバラエティー番組で「韓国は食材を洗わずにそのまま入れる」、「韓国の男は女を殴る」、「韓国ではどこでも価格を値切る」、「韓国人で申し訳ない」、「韓国女は整形が好きだ」などの発言をしたという内容が寄せられた。

また、チョ・ヘリョンが日本の帝国主義と軍国主義の象徴である歌、『キミガヨ(君が代)』を真似て歌ったという疑惑が提起された。だがしかし、この内容は全てフェイクニュースだった。

┃チョ・ヘリョン『親日行為』の真実

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▲ MBC『黄金漁場-ひざ打ち道士』

まず、チョ・ヘリョンは「食材を洗わない」や、「韓国の男は女を殴る」とは言っていない。これについてチョ・ヘリョンも同年、サイワールドを通じて「私がそんなことを言うはずがない」と言いながら、「私の子どもたち、私の家族、私のファンを考えたなら、我が国を庇護して守っていた」と説明した。

「韓国ではどこでも価格を値切る」、「韓国人で申し訳ない」、「韓国女は整形が好きだ」などは、チョ・ヘリョンの言葉を巧妙に編集して、内容を歪曲したものだった。

たとえば、「韓国女は整形が好きだ」という発言の実際の内容は、「韓国では1,000円で顔のホクロがとれる」と違っている。

2009年3月の放送で、『君が代』を真似て歌ったという疑惑も事実無根だった。彼女は2010年の『ひざ打ち道士』の放送で、「台本になかったオープニングステージで、一人の女性がキモノ(着物)を着て歌を歌った。その人の歌だと思って拍手を送ったが、その歌がまさに帝国主義を褒め称える君が代だった」と述べた。

続いて、「全く知らなかった。韓国の記者から電話がきて、“君が代” だと言った時も分からなかった。分かっていれば放送されなかった」と説明した。

チョ・ヘリョンは説明を重ねても親日のイメージを払拭することができず、最終的に2011年に日本での活動を中止した。その後、韓国でもなかなか定着することができず、しばらくは宙に浮いた状態だった。

フェイクニュースによるチョ・ヘリョンの被害が伝わると、すぐにネチズンの相当数は「よく分からなかった」という反応を見せている。ネチズンたちは、「ないものをないと証明するのは難しい」、「チョ・ヘリョンはどこで補償を受けるのか」、「当時、チョ・ヘリョンが説明しても、すでに先入観があったので誰も信じなかった」などのコメントを寄せた。

ソース:マネートゥデー(韓国語)
https://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2022033017352274742