【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が、
北朝鮮に対する先制攻撃に言及した韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官の発言を猛烈に非難し、韓国側が深刻な脅威に直面することになる可能性があると強く警告した。

金与正氏は3日に朝鮮中央通信を通じて発表した談話で「1日に南朝鮮(韓国)の国防部長官はわが国に対する『先制打撃』の妄言を吐き、
反共和国(北朝鮮)対決の狂気をあらわにした。南朝鮮は国防部長官という者がむやみに吐いた妄言のせいで深刻な脅威に直面するかもしれない」と警告した。

そのうえで「南朝鮮軍部がわれわれに対する深刻な水準の挑発的刺激と対決の意志を表した以上、私も委任により厳重に警告する。
われわれは南朝鮮に対する多くのことを再考する」と表明した。「委任」という表現を使ったのは金正恩氏の意を受けたことを示唆している。

また、金与正氏は北朝鮮が「核保有国」であることを自称しながら、徐氏を「狂ったやつ」「ごみ」「対決狂」とののしり、
「惨劇を避けたいのなら自粛すべきだ」と猛烈に非難した。


朴正天(パク・ジョンチョン)党書記(軍・軍需担当)も徐氏の発言に対する別途の談話を発表し、
「万一、南朝鮮軍がわが国を相手に先制打撃のような危険な軍事的行動を敢行すれば、わが軍隊は容赦なく強力な軍事力の全てを
ソウルの主要標的と南朝鮮軍を壊滅させることに集中させるだろう」と警告した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220403000300882
https://img7.yna.co.kr/etc/inner/JP/2022/04/03/AJP20220403000300882_01_i_P4.jpg

「深刻な脅威に直面する」 金与正氏ら韓国を非難
https://dailynk.jp/archives/146940