米国言語学者であり政治批評家のノーム・チョムスキー米マサチューセッツ工科大(MIT)名誉教授(94)が、核戦争を避けるためにはウクライナがロシアと合意する必要があると主張した。

17日(現地時間)のイスラエル日刊エルサレムポストによると、チョムスキー氏は米急進政治誌「カレントアフェアーズ」の最近のインタビューで「(英雄的な言葉よりも)世界が直面している現実に注目しなければいけない」とし、こうした意見を提示した。

チョムスキー氏は「広島に原爆が落ちた時に受けた衝撃を鮮明に記憶している」とし、ロシアのウクライナ侵攻事態を解決するために2つ選択肢を提示した。

チョムスキー氏は「一つは今のように最後までロシアと戦うこと」とし「これは核戦争の可能性がある」と述べた。もう一つの選択肢には「外交的解決だけが唯一の代案という現実を直視すること」を挙げた。

チョムスキー氏は「これはロシアのプーチン大統領と彼の側近に脱出口を与える醜いことかもしれない」とし「外交的交渉の基本的な枠はウクライナの中立化、おそらくウクライナ連邦という構造の中でドンバス地域に高度な自治権を付与することもできる。好まないとしてもクリミア半島は交渉対象でないということを認めなければいけないだろう」と説明した。


中央日報日本語版 4/18(月) 15:41配信
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