【東京聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が日本に派遣した「政策協議代表団」に対し、日本側が岸田文雄首相との面会内容を首相官邸のロビーで説明しないよう事前に強く要求していたことが分かった。代表団側の消息筋が26日、伝えた。首相官邸のロビーは注目される人物が日本政府の要人との面会後に取材に応じる場として使われていることから、異例の要求と受け止められる。外交的に不適切との指摘が出る可能性もある。
 
 韓国代表団はこの日、岸田氏との面会を終えてから首相官邸ロビーで待機する報道陣の取材に応じず、出口に向かった。両国の報道陣が追いかけて質問をすると、「望ましい対話を交わした」などと短く答え、首相官邸を出た。

 日本政府は、韓国代表団との面会内容の公開を巡り、非常に消極的な態度を見せている。岸田氏、林芳正外相、萩生田光一経済産業相、岸信夫防衛相らとの面会の様子はメディアに一切公開されず、面会冒頭の双方の発言も非公開とされた。

 外交消息筋は、日本政府が「慎重な態度を取っているようだ」と述べた。

 岸田政権は7月に参院選を控え、韓日関係に関する世論も注視しているもようだ。

朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2022/04/26 18:49
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