水曜集会の様子=11日、ソウル(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】

旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は11日、慰安婦問題の解決を韓日両国の政府に促し、日本との関係改善に意欲を見せる尹錫悦(ユン・ソクヨル)新大統領を批判した。

正義連のハン・ギョンヒ事務総長はソウルの日本大使館前で開いた慰安婦問題の解決を求める定例集会「水曜集会」で、尹大統領は就任前から日本に政策協議代表団を派遣して関係改善への意欲を鮮明にしたとし、「植民地と戦争をたたえる日本政府の欺瞞(ぎまん)的な態度に、尹大統領の周囲の人々は一言も対応しなかった」と指摘した。

続けて、「韓日関係の改善より日本政府の責任の認定と再発防止を前提とする真の謝罪が先だ」としたうえで、「反省するどころか被害者をやり込め、脅迫する加害者の態度が変わらなければ、どんな合意も後退にすぎない」と強調した。

一方、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんはこの日、正義連側に送った手紙で水曜集会の参加者に感謝を伝え、体の具合が悪く参加できないことをわびた。


2022.05.11 15:33
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