2022/05/19 20:58

 北朝鮮のIT技術者が日本企業のアプリ開発を行い報酬を不正送金させていたとされる事件で、この技術者が兵庫県の防災アプリにも関わっていたことがわかりました。

 兵庫県によりますと、3年前の2019年、県がスマートフォン向けアプリ「ひょうご防災ネット」のプログラム修正業務を国内の企業に発注し、
この企業がさらに別の企業にこの業務を委託するなどした結果、中国に住む北朝鮮籍のIT技術者が修正業務を行っていたということです。
アプリは防災情報や北朝鮮のミサイル発射速報(Jアラート)を配信するもので、約26万人が登録していますが、県は個人情報の流出は確認されていないとしています。

 (兵庫県・災害対策課 藤本剛司課長)
 「十分なチェックができていなかったことは反省する」

 兵庫県は今後セキュリティ対策を強化するとしています。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220519/GE00043899.shtml