新型コロナウイルスによるとみられる発熱者の急増が続く北朝鮮で、朝鮮中央通信が21日、4月末以降の発熱者が前日夕までの累計で246万640人になったと報じた。発熱者数は人口(約2600万人)の1割に迫る規模に増えたが、北朝鮮ではPCR検査の態勢も整っていないとみられ、感染拡大の実態は不明な部分も少なくない。

同通信によると、20日午後6時までの直近24時間で、新たに21万9030人の発熱者が確認された。発熱者は連日20万人を超えているが、21日の朝鮮労働党の会議では「全国的な拡散状況が次第に抑制され、安定が維持されている」との評価が示されたという。発熱者のうち死者は累計で66人という。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e1f178d4fd3239a830cb953df8aa3d4b438f189