【ソウル時事】

韓国の李鐘燮国防相は12日、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)で演説し、日韓の懸案の解決に向け「日本と真摯(しんし)に対話する意思がある」と関係改善に意欲を示した。

日韓の防衛当局間の関係は、2018年末に韓国軍艦艇が海上自衛隊機に火器管制レーダーを照射した事案などが原因で悪化していた。韓国メディアが報じた。

李氏は演説で、北朝鮮の7回目の核実験の準備にも言及し、核ミサイルの脅威の高まりを指摘。日米韓や日韓の連携の重要性を強調し、「韓日間にはさまざまな懸案が残っているが、合理的解決のために知恵を絞っていく」と述べた。


2022年06月12日14時17分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022061200183