安倍元総理殺害犯の供述受け、宗教団体が会見…韓国メディアも旧統一教会に注目

安倍元総理の銃撃事件で逮捕された男が「安倍元総理と(宗教団体が)つながりがあると思った」と供述していることを受け、この宗教団体が11日午後に会見を行い、「団体に対する恨みから安倍元総理の殺害に至るまでは大きな距離があり、困惑している」と述べた。

警察の取り調べで、山上徹也容疑者は「母親が宗教にのめりこみ家庭が経済的に破たんしたため、宗教団体に恨みがあった。その宗教団体と安倍元総理には、つながりがあると思った」と供述。

これを受けて、山上容疑者の母親が信者になっている旧「統一教会」、現在の「世界平和統一家庭連合」側が会見を行った。

この会見で団体側は、安倍元総理は過去、同団体と創設者が同じ団体が主催する行事にメッセージを寄せたことがあるとしたが、安倍元総理が団体の会員や顧問に就いた事実はないと説明した。

会見内容は、韓国メディアも大きく報じている。

韓国メディア「イーデイリー」は「統一教会(現在の「世界平和統一家庭連合」)について、1954年ムン・ソンミョン(文鮮明)氏が創設した韓国の新興宗教とし、現在の「世界平和統一家庭連合」は韓国全土に22の教区、231か所の教会があると説明。信者数は31万人、準信者(NGO団体会員)を含めると100万人ほどになるという。海外の信者数は日本60万人、フィリピン12万人など、世界におよそ300万人いると推定されると報じた。

https://www.wowkorea.jp/news/korea/2022/0711/10355526.html