安倍晋三・元首相(67)が銃撃されて死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)が、宗教団体「世界平和統一家庭連合」について、「母親が多額の献金をさせられ、恨んでいた。韓国からトップが来日した時には、火炎瓶で襲おうとしたが、できなかった」と供述していることがわかった。県警は同連合に対する強い恨みを安倍氏に向けたとみて調べる。

 同連合は1954年に韓国で文鮮明氏が「世界基督教統一神霊協会(統一教会)」として設立し、妻の韓鶴子氏と共に総裁を務めていた。文氏は2012年に死去。日本では15年に名称が変更された。

 山上容疑者の母親が入信したのは1998年頃。2002年頃には経済的に破綻した。

 捜査関係者によると、山上容疑者は「(同連合の)集会施設周辺を刃物を持ってうろつくようになった」と供述。山上容疑者の自宅から押収したノートには同連合への恨みが書かれていたという。

 同連合によると、総裁の韓氏は19年に愛知で開催された集会で来日。山上容疑者は調べに「火炎瓶を持って襲撃しようとしたこともあったが、会場に入れず、できなかった」と説明している。

 20年以降、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し、山上容疑者は「コロナ禍で海外渡航が途絶え、接触が難しくなった」と説明している。

 文氏が設立したNGOが昨年9月に開催した集会に安倍氏が寄せたビデオメッセージを山上容疑者はネットで見て、「(同連合が)安倍氏とつながりがあると思った。絶対に殺さなければいけないと確信した」と供述している。この頃、狙いを韓氏から安倍氏に切り替えたとみられる。

 同連合の田中富広会長は、11日の記者会見で「(安倍氏が)連合の会員や顧問になられたことはない」と直接的な関係を否定している。

ソース 読売新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb87f04652e69eec6821c073d738a78903245509


2022/07/14(木) 01:21:14.10
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