第一次世界大戦時、フランスは国内にドイツ軍の侵入を許し、泥沼の塹壕戦に発展。国土は荒廃し、勇敢な若者を多く失ってしまった。
かろうじて戦勝国にはなったものの、戦争の爪痕は大きかった。ぼろぼろのフランスにとって、危険な隣人であるドイツへの対策は急務であった。
時の陸相アンドレ・マジノは凄惨な塹壕戦を避けるべく専守防衛を掲げ、ドイツとの国境線沿い要塞を構築した。

これがマジノ線である。