【ソウル聯合ニュース】

韓国・ソウルの大統領室庁舎前で15日、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の記念式典が開かれた。

独立功労者と遺族でつくる団体、光復会の張豪権(チャン・ホグォン)会長があいさつに立ち、日本と共存・共生するためにはまず、日本の謝罪が必要だと訴えた。

張氏は「われら子孫が生きていくこの地が再び激動の渦の中で廃墟にならないためには、周辺国、とりわけ日本との共存・共生に向けた不断の努力が必要だ」とし、「それには民族的な感情の解決として、過去の侵略と収奪に対する日本の正直な告白と謝罪が先行しなければならない」と述べた。

韓国の新政権に対し日本との共存・共生に向け全力を尽くすよう求める一方で、「『外交は妥協』と言われるが、譲歩には限界があるということを見過ごしてはならない」と強調した。

張氏は「完全な自主独立」を成し遂げられなかったことで民族が分断し、日本とは対立が続いて両国関係が平行線をたどっていると指摘。不安定な韓日関係により、北東アジア情勢の中で両国もろとも沈みかねないということを認識すべきだとした。


2022.08.15 13:16
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