茶道の礎は、日本人にとって「憧れの地」から逃れてきた人たちがつくった?

もともと中国から渡ってきた茶道が、どのような過程を経て日本文化としてのオリジナリティを獲得し、時代や流行に合わせて進化して来たのかをたどる本連載。第一回、第二回では、輸入文化としてのお茶が日本入ってきたことの時代背景や、現在とは全く違う鎌倉時代のお茶の位置付けについて紹介しました。第三回となる今回は、南宋から逃れてきた人々が、日本に馴染みながら文化を伝播していった戦略と戦略について。宗徧流11世家元、山田宗徧のナビゲーションで、歴史背景を交えてお送りします。

ウクライナがロシアに侵攻され、安全保障について考える機会が増えました。一般的な茶道論は、茶道そのものを論じるものが主流ですが、ここでは海外との交渉にも目を向けながら、歴史を紐解いていきます。

南宋は金、そしてモンゴルの侵攻を受け続けます。ウクライナの難民がヨーロッパだけではなく、日本などまで逃れてきているのと同じように、南宋からも大勢の人が海を渡ってきました。当時の南宋は経済的に発展し、文化も発展していた先進国。日本からも、第一回でご紹介した栄西のように危険を冒して留学する者がいました。その弟子を頼って、日本との人脈に信を託して渡ってきたのです。

今とは違い、交通や通信が発達していない時代です。遠い土地に逃れて、文化や生活スタイルが合わなかったらまた戻るというのは現実的ではありません。実際には、南宋から渡ってきた人々が日本での生活に苦しんだという話は伝わっていません。日本の生活に馴染み、逆に教えを請われるような技術や知識を持って、来日したのではないでしょうか。

現在も、ウクライナだけではなく、ロシアでも圧政を逃れてIT人材が国を出ているという話をききます。高度な知識と技術を持っていれば逃れた地でも生活を確立できるという状況は、今も昔も同じなのかもしれません。

名品として崇められるだけの唐物
鎌倉時代後半の弘安5年(1282年)、政権をとっていた北条時宗が、南宋より無学祖元禅師を招きました。日本に帰化し、鎌倉五山の第二位に数えられる円覚寺を開山した人物です。円覚寺の横田管長いわく、様々な職人を引き連れて来日したとのこと。文化を移植する勢いで渡ってきたと考えてもいいようです。

東洋の古美術品を集めた大阪の藤田美術館が、今年の春に新装オープンし、南宋など唐物の名品を展示しています。このような唐物は“名品”すぎて現代の茶会での出番はなく、美術館で眺めるなど、自分たちの茶道とは関係ないものとして一線を引くような存在。関係ないから意義もわからない。ただ崇められているというのが現状です。

そこでこの連載では、南宋という時代、そして南宋文化の日本への移入についての実像を、なるべく現代と比較しながら炙り出し、南宋文化の和風化の意義を明確にしていきたいと考えています。

文:山田宗徧/編集:水口万里

Pen Online
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