Record Korea 2022年10月18日(火) 17時0分

2022年10月17日、韓国・マネートゥデイは「日帝強占期(日本の植民地時代)に日本の軍需企業に強制動員された勤労挺身隊被害者のキム・オクスンさん(93)が17日に死去した」と伝えた。

記事によると、キムさんは1929年7月24日に全羅北道群山市に生まれ、国民学校(小学校)6年生の時に不二越勤労挺身隊に動員された。

記事は「不二越は日帝強占期に12~15歳の少女らを『日本に行けば勉強もできて上級学校にも行ける』と偽って労役に動員した代表的な戦犯企業だ」と説明している。

韓国の元隊員らは2013年、「強制動員など反人道的な不法行為により精神、肉体、経済的被害を受けた」として不二越を相手取り韓国の裁判所に損害賠償請求訴訟を起こした。キムさんは15年4月に訴訟に加わったという。

同訴訟は19年1月にソウル高裁で原告勝訴の判決が出されたが、同12月に不二越側が上告している。

今回キムさんが死去したことにより、不二越を相手取り訴訟を提起した1次、2次、3次訴訟の原告23人のうち、生存者は10人となった。

https://www.recordchina.co.jp/b902902-s39-c30-d0191.html