2022年10月28日、韓国・ハンギョレによると、韓国国防部が「日本の海上自衛隊の旗は旭日旗ではない」と主張し、7年ぶりに日本の観艦式に参加することを決めた。

記事によると、国防部は27日、来月6日に日本で開かれる海上自衛隊創設70周年観艦式に海軍の艦艇を参加させると発表した。

韓国軍が日本の観艦式に参加するのは、朴槿恵(パク・クネ)政権時代の15年以降7年ぶりとなる。国防部は「02年と15年に参加した事例があることや国際慣例などを総合的に考慮して参加を決定した」と説明した。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は今年8月から参加の有無を本格的に検討し始めたが、「日本の海上自衛隊の旗は第2次世界大戦時の軍旗(旭日旗)とほぼ同じ」「旭日旗に敬礼するのは不適切」との指摘が政界から相次いだため、決断が遅れたという。

国防部は、海上自衛隊の旗について「旭日旗とは形が違う」と説明した。また「海上自衛隊の旗が中国を含む国際社会に受け入れられている点も考慮した」と強調したという。

記事は「最近行われた日米韓の共同訓練をめぐり野党から『親日国防』と批判が上がる中で政府が観艦式への参加を決めたのは、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対抗して日米韓の安保協力を強化しようという意思の表れだ」と説明している。

こうした動きについて、ある専門家は「歴史問題が解決していない状況で、日米韓の安保協力強化のみを分離して考えることが可能なのか見極める必要がある」と指摘したという。

国防部の説明に対し、韓国のネットユーザーからは

「日本は『旭日旗だ』と言っているのに、なぜ韓国の保守が『違うから大丈夫だ』と言うのか」
「いっそ『日本は戦犯国じゃない』と言えば?いくら親日政権とはいえ、民族のつらい歴史まで否定するのは許せない」
「尹政権は口を開くたびに平気でうそをつく」
「旭日旗でないなら一体何?間違い探しでもしているのか?」
「お願いだから参加しないで。韓国の海軍が旭日旗に敬礼する姿なんて見たくない」

など、批判の声や不参加を求める声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)

Record Korea 2022年10月28日(金) 15時