先月29日にソウル・梨泰院で発生した雑踏事故に関連し、犠牲者の遺族になりすまして支援金などを受け取っていた親子が警察に逮捕された。

 ソウル竜山警察署は14日、ソウル地下鉄の三角地駅で梨泰院事故の遺族になりすました50代の女と10代の息子に任意同行を求め、詐欺容疑で立件した。女は、息子が事故で犠牲になったと主張し、衣類や現金を受け取ったり食事をサービスしてもらったりした疑いが持たれている。

 この親子は今月10日、梨泰院駅の追悼スペースと事故現場を訪れた俳優のチョン・ウソンさんにも会っていたことが分かった。当時の現場の様子を映したYoutubeの動画には、追悼後に現場を後にしようとしたチョンさんに、誰かが「遺族なんですが、握手してください」と声をかける様子が収められている。その後、一人の少年がチョンさんの前に座り込んで号泣し、チョンさんは静かに手を取って体をさすりながら少年を慰めていた。この少年は女の息子だったことが分かった。

 親子が遺族になりすましていたことが発覚したのは、犠牲者の氏名が公開されたのがきっかけだ。親子を支援しようとした人たちが犠牲者リストをチェックしたところ、この親子が遺族ではないことが分かり、警察に通報した。

 親子は警察の調べに対し「お金がなく、空腹だったため」と容疑を認めているという。

イ・ガヨン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
2022/11/16 19:14
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